通録プラスについて
音声認識や人工知能にも広く用いられている「コンバージャー」を利用したオールインワンの通話録音パッケージです。
お手持ちの電話機(デジタル電話機、IP電話機など)に簡単に接続でき、面倒な工事も必要ありません。また、PCがあれば1台から導入可能、ネットワーク環境での利用にも対応しています。
製造・販売元:テクノロジー・リンク株式会社
通録プラスの構成(接続図)
通録プラスの特徴
(1)
受話機の上げ下げ(フック)で録音を開始・終了
受話機(ヘッドセット)に流れる側音の環境による差異を検出して、受話機の上げ下げ(フック)での録音の開始・終了を実現しています。
(2)
送話・受話のバランスを取って録音
電話機環境の差異による送話・受話の音量のバランスを整えて録音することができます。
(3)
あらゆる電話機に対応
電話機本体と、受話機(ヘッドセット)の間に流れる音を取得しますので、多機能電話、IP電話機など電話機を選びません。
(4)
1席から導入可能
どのような電話環境で使用する場合にも1席から設置・追加が可能です。また特別な電話工事は必要ありません。
(5)
クライアント側通話録音
録音の状態、録音時間が状態画面に表示されますので、万が一録音が取れていない場合もすぐに発見できます。また各クライアントで録音していますので、故障発生時の影響範囲は、故障端末のみです。
(6)
セキュリティ機能
PCへのログインIDにより、検索・再生の許可を与えないなどの運用が可能です。
また、アクセスログにより、システムにアクセスしたユーザを追跡することが可能です。
(7)
USBでPCと接続
USBから電源を取っていますので、アダプタ用にAC電源は必要ありません。
(8)
豊富なオプション機能
SV用モニター機能(リアルタイムモニタ)、音声認識連携機能が用意されています。
通録プラスの機能
機能 | 詳細 |
---|---|
通話録音 | • 受話機の上げ下げ/音の有無/PBX連携による自動録音 • 全通話録音(内線通話も録音、転送通話は転送先で録音) • 録音ファイルの保存先を設定可能(ローカルPCからコピー可能な媒体(Windows系サーバ、NAS等)) • 録音ファイルの圧縮形式を設定可能(PCM、ADPCM) |
検索・再生 | •日時、端末番号、発信者番号、着信番号、コールIDによる検索 ※発信者番号、着信番号、コールIDの検索はPBX連携のみ • 表示された検索結果からダブルクリックのみで再生 • イントロ再生、直前の音声再生、スロー~3倍速の再生 |
アクセス制限機能 | • PCのログインID毎に使用できる機能の制限を設定可能 |
管理機能 | • 定期的なバックアップと指定期日を超えた録音ファイルの削除 • 各端末の状態を表示 • アクセスログ(検索画面での操作記録)の表示 • バージョンアップ、設定変更のダウンロード • ログアップロード |
モニタ機能 (オプション) | • SV端末からリアルタイムで任意のOP端末の通話をモニタ • SV端末からチャットによるOP端末との対話の開始 • OP端末から全てのSV端末への緊急通報の発報 |
音声認識連携機能 (オプション) | • クラウド上の音声認識エンジンへの音声ファイルの受け渡し • 音声認識実行状況の管理 • 音声認識実行結果の画面表示、テキストと連動した音声の再生 |
通録プラスの操作画面
通録プラスの音声認識連携機能
音声聞き出し画面から録音ファイルを選択して、音声認識にかけることができます。また音声認識にかけた録音ファイルを選択することで音声認識結果を表示することができます。
現在、以下の音声認識サービスと連携済です。
アドバンスト・メディア | AmiVoice® Communication Suite Cloud |
東芝デジタルソリューションズ | RECAIUS |
IBM | Watson |
Google Cloud Platform (GCP) |
- 各サービスを使用するにあたって、サービスのご契約、ユーザ登録等が必要になります。
- 音声認識の認識率を上げるためには、キーワードの登録など各サービス毎に必要な手順を踏む必要があります。
通録プラスの動作環境
クライアントPC | • 対応OS: Windows8、Windows8.1、Windows10 • 本システム用に1つのUSBポートが使用できること |
音声蓄積サーバー | • クライアントPCからからコピー可能な媒体(Windows系サーバ、NAS等) (クライアントPCに音声ファイルを保存する場合は不要) |